雑木林 

近年の、世界的な異常気象の話題を耳にする度、言い知れぬ不安を感じているのは、私だけではないと思います。身近な樹木や草花を見ても、私の住む松本では今年の花付は異常な程ありとあらゆるものが見事な開花をしました。ツツジにしろ花木にしろ、あるいは高山の山野草までも「近年稀に観る花付。」として、連日新聞紙面を賑わしていました。綺麗な花を愛でられる事はとても良い事なのですが、異常を感じずにはいられませんでした。

造園建設業協会でも国の施策に則り、屋上緑化や壁面緑化、校庭の芝生化や景観及び緑地の保全など様々な分野で活動を展開しております。私も一造園家として、また人間として、「地球の空気、水、大地を少しでもきれいにしたい。少しでも長生きさせたい。」こんな思いを日々抱いております。
そんな中で、自分には、また自分の会社では何が出来るのかと考えたとき、造園家として発信できるものは限りないものがあると感じました。それは造園という分野の多面性あるいは奥深さ故の物で、緑に携わるものの責任はかなり重いものがあるように思います。

里山保全のための荒廃緑地再生の方策、絶滅危惧動植物の保護、繁殖に関する研究、水質浄化の方策、屋敷林の保護保全や自然エネルギー発電など、直接の専門分野以外でも関係のあるものは数限りなくあります。先日、社会・環境貢献緑地評価システム SEGESの主催する「企業緑地による都市緑化推進研修会」に出掛けてきましたが、我々造園家の役割の重要性を改めて感じてまいりました。

当社では、環境ISOの運用もあり、色々な目標を立て実現のための努力をしているところですが、なかなか目標を達成できないのが実情です。
造園家として、少しでも地球温暖化を遅らせ、この地球に生息するあらゆる動植物がより長く生きられるよう、多角的な視野に立って努力、発信していきたいと思います。

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